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執筆者の写真山崎 広治

「疲れが取れない」原因はこれかも?経営者やアスリートが知っておくべき遅延型フードアレルギーとは

更新日:10月10日

はじめに

ビジネスの世界において、特に40代・50代の経営者や起業家にとって、日々の健康管理はパフォーマンスの根幹を支える重要な要素です。忙しい毎日を乗り切り、会社の成長を促進させるためには、優れた意思決定能力、持続的な集中力、そして肉体的なスタミナが欠かせません。


しかし、いくら運動や休養を取り入れても、慢性的な疲労感や集中力の低下を感じる場合があります。このような不調の原因として、あまり知られていない「遅延型フードアレルギー」が関係している可能性があるのです。


この記事では、経営者や起業家が知っておくべき「遅延型フードアレルギー」について、その影響と対策を探り、毎日のコンディションを整えてパフォーマンスを最大化するためのステップをご紹介します。






今注目されている「遅延型フードアレルギー」とは

まず最初に「遅延型フードアレルギー」とは何でしょうか?

一般的に「食物アレルギー」と聞くと、摂取後すぐに発症する急性の反応を想像することが多いかもしれませんが、アレルギーには「即時型」と「遅延型」という2つの種類があります。


  • 即時型(IgE)アレルギー:摂取後、数分から数時間以内に体が急性の反応を示すタイプで、蕁麻疹や呼吸困難、アナフィラキシーショックなどが代表例です。これは非常に速い反応で、緊急対応が必要となることが多いです。

  • 遅延型(IgG)アレルギー:即時型とは異なり、反応が数時間から数日後に現れるため、自分ではアレルギーと結びつけにくいことが多いです。このタイプのアレルギーは、免疫システムが特定の食物に対して過剰反応を起こし、体内で炎症を引き起こします。これにより、疲労や消化不良、肌荒れ、頭痛、集中力の低下など、さまざまな体調不良が引き起こされます。

特に遅延型アレルギーは、慢性的な症状が続くため、経営者や起業家が健康やパフォーマンスに影響を受ける可能性が高く、無視することができない大変やっかいな問題にもなり得ます。






なぜ経営者や起業家が「遅延型フードアレルギー」に気をつけるべきなのか?

ビジネスのトップに立つ経営者や起業家は、日常的に膨大なストレスと戦いながら、迅速かつ正確な意思決定を求められます。そのため、日々のコンディショニングは極めて重要です。遅延型フードアレルギーが体内で炎症を引き起こすと、慢性的な疲労感や集中力の低下が続き、結果としてパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。


特に、長期的な体調不良が判断力や集中力に影響を与えると、ビジネスの重要な決定においてミスを引き起こすリスクが高まります。


例えば、経営者としての役割は一瞬の判断ミスが大きな影響を及ぼすこともあるため、最善のコンディションを保つことが不可欠です。


また、経営者や起業家にとって、フードアレルギーは「潜在的な敵」となることがあります。表立った症状が出ないため、原因不明の疲労や体調不良に悩まされることが多く、結果としてビジネスの成果にも悪影響を与えるのです。





大谷翔平選手も受けていた?遅延型アレルギー検査

メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースに今年からさらなる活躍をしている大谷選手も、遅延型フードアレルギー検査を受け、食事管理に活用していると言われてます。


大谷選手は日本ハム時代にゆで卵を一日に15個以上食べていると報じられたほど卵料理が大好物だったとか。エンゼルスに入団してからは主にオムレツ中心の食事だったそうですが、2020年オフに血液検査で自分の体質に合う食材と合わない食材を調べたところ、卵が体質的に合わない食材だと分かったため、しばらく卵を摂らない食生活を送っていたようでした。


しかし、2023年のWBC(ワールドベースボールクラシック)で中日ドラゴンズの髙橋宏斗選手が食事会で大谷選手は卵をよく食べていた印象があるとインタビューで答えていたことからもしかしたら卵をしばらく断って定期的に検査をしていく中で摂っても問題ない体質に変わったことで程よく食べるようになったのかもしれませんね。


特に大好きなものをそればかりずっと食べ続けていると、卵はもちろん他の食材(穀物や果物)であっても、アレルギーを引き起こす原因になるので、食べ過ぎには注意が必要です。


また、大谷選手はグルテンを含まないグルテンフリーの食事を基本にしているという記事を以前読んだことがありますが、この部分については正確性がまだ分からないので判明し次第、別途記事で共有させていただきます。





遅延型アレルギーを検査し改善に取り組んでいるアスリートたち

遅延型アレルギーが体調に与える影響については、トップアスリートたちも注目しており、すでに導入している例が多数あります。アスリートはパフォーマンスを極限まで引き出すために、食事管理を徹底しているため、食物がパフォーマンスに与える影響を非常に敏感に感じ取ります。


  • 和田毅選手(福岡ソフトバンクホークス):TBSの『情熱大陸』で以前、和田選手は自身のパフォーマンス向上を目指し、遅延型フードアレルギーの検査を導入していることを番組の中でも紹介されていました。この検査により、自分の体に合わない食材を特定し、食事を改善することで体調の最適化を図かっています。ちなみに和田選手は牛乳などの乳製品が体質として合わないと専門の医師が言われていました。



  • ノバク・ジョコビッチ選手(プロテニスプレーヤー):グランドスラム男女通じて歴代1位タイの優勝24回を誇るジョコビッチ選手も自身の著書「ジョコビッチの生まれ変わる食事」の中で、遅延型フードアレルギー検査によりグルテンやチーズ、トマトらがアレルゲンとなっていることが分かり、グルテンフリーを中心にした食生活に切り替えたことで一気にパフォーマンスが上がった、まったく別の選手に生まれ変わったと述べています。ジョコビッチ選手の場合、体の免疫がグルテンに過剰反応するセリアック病でもあったため食事改善が治療の1つでもありました。


このように、アスリートたちがパフォーマンスを最大化するために遅延型アレルギーを管理していることは、経営者や起業家にとっても重要な示唆を与えてくれます。彼らの取り組みを参考に、自身の体調管理にも積極的に取り組むことが、ビジネスにおいても大きな成果を生む可能性があります。






遅延型フードアレルギー検査の具体的なメリット

遅延型フードアレルギー検査は、血液検査を通じて特定の食物に対する免疫反応を調べ、どの食材が自分にとってアレルギーを引き起こす可能性があるかを明確にします。この検査を受けることによって、自身の体に合わない食材を避け、体調を最適化するための道筋が見えてきます。


経営者や起業家が遅延型フードアレルギー検査を受けるメリットは次のとおりです。

  1. 慢性的な不調の原因解明:長期間続く疲労や集中力の低下の原因が判明し、それを改善する具体的な手がかりを得られる。

  2. 食事改善による体調の最適化:アレルギー反応を引き起こす食物を避けることで、体内の炎症を抑え、腸内環境を改善し、結果的にコンディションが向上する。

  3. 精神的なパフォーマンス向上:食事を見直すことで、脳の働きが改善され、集中力や判断力が向上する。

  4. 個別対応の健康管理:遅延型アレルギーは個人差が大きいため、自分に合った食事法を見つけることで、効果的な健康管理が可能になる。




遅延型フードアレルギー検査を受けるには?

近年、遅延型フードアレルギー検査を手軽に受けられるキットが販売されています。これにより、忙しい経営者や起業家でも自宅で簡単に検査を行うことが可能です。


  • アンブロシア(Ambrosia):アンブロシアは、遅延型フードアレルギーの検査キットを提供しており、オンラインで注文し、自宅で採血を行った後、検査結果を確認できます。アンブロシアの検査は、血液検査をベースにしており、体に合わない食物を特定するための詳細なリポートが提供されます。


  • クリニックでの検査:より専門的なアドバイスを受けたい場合、クリニックでの遅延型フードアレルギー検査を受けるのも一つの方法です。栄養士や医師の指導のもと、自分に合った食事法を見つけることができ、より効果的な食事改善が期待できます。例えば、日本では、遅延型アレルギー検査を取り扱っているクリニックも増えており、血液検査と合わせた総合的な健康管理が可能です。






遅延型アレルギー検査でパフォーマンスを最大化するための実践9ステップ

ビジネスリーダーや起業家にとって、健康管理は自己投資の一つとして捉えるべき重要な要素です。長期的な成功を収めるには、単に技術や知識を磨くだけではなく、自身の体を理解し、最適な状態を保つことが欠かせません。遅延型フードアレルギーの検査を受けることは、健康を管理するための強力なツールとなります。では、どのようにして遅延型アレルギー検査を活用し、パフォーマンスを最大化できるのでしょうか?


  1. 個別対応の食事プランを作成 遅延型アレルギー検査によって得られるデータは、体に適さない食材を特定するだけでなく、食事の改善に役立てるための出発点となります。多くの人は健康に良いとされる食品でも、個人差によって炎症や不調を引き起こす可能性があります。例えば、グルテンや乳製品など、一般的にアレルゲンとされる食品も、遅延型アレルギーの一因であることが少なくありません。検査結果に基づいて自分だけの食事プランを作り、不要な食材を排除することで、疲労感や不調を改善し、効率的な体調管理が可能となります。


  2. 検査結果の分析と理解 検査結果を詳細に確認し、体に合わない食材を特定します。それぞれの食材が体に与える影響や症状についても理解しておくことが大切です。栄養士や専門家と連携して、どの食材を避けるべきか、また代替品として何を使用できるかを明確にしましょう。


  3. 段階的な食材除去の実施 すべてのアレルゲンを一度に除去するのではなく、段階的に取り組むことをお勧めします。1〜2週間ごとに一つずつ特定の食材を食事から除去し、体の反応をモニタリングします。どの食材がどの程度の影響を与えるかをしっかりと把握しながら、最適な食事バランスを見つけます。


  4. 代替食品のリサーチと試行 避けるべき食材の代わりに、同様の栄養素を持つ他の食材を見つけることが重要です。例えば、乳製品を避ける場合は、アーモンドミルクや豆乳を代わりに使用するなど、クリエイティブな選択肢を模索します。食材の選択肢を増やし、飽きがこないように料理のバリエーションを広げることが、長期的な成功につながります。


  5. 食事の記録をつける 食べたものやその日の体調を記録することで、特定の食材が体調に与える影響を正確に把握できます。食事の記録アプリを活用すると、簡単に管理でき、データの分析も容易です。アレルゲンを除去している期間の体調の変化、エネルギーレベル、集中力などを測定し、改善点を把握します。


  6. 定期的な再評価と調整 食事プランは一度決めたら終わりではなく、ライフスタイルや健康状態に応じて定期的に見直しを行います。仕事の環境が変わったり、ストレスが増えたりした際には、体の反応も変わることがあるため、柔軟に対応できるようにしておくことが大切です。3〜6ヶ月ごとに専門家と相談し、必要に応じて食事プランを微調整していくのが理想的です。


  7. サポートを受ける 栄養士や食事の専門家の助言を定期的に受けることで、自分では気づかない改善点を見つけやすくなります。また、メンタル的なサポートを得ることで、食事管理が継続しやすくなります。健康管理アプリやデバイス(例:スマートウォッチ、栄養アプリ)を活用して、進捗を可視化しながらモチベーションを保つのも有効です。


  8. 外食や会食の計画 ビジネスリーダーや起業家にとって、外食や会食が多い場面でも適切に対応するスキルを身につけることが大切です。事前にメニューを確認したり、アレルゲンの入っていない料理をリクエストできる準備をしておきましょう。レストランのスタッフにアレルギー情報を伝える際のスクリプトや、友人や同僚に気を使わせない工夫を考えておくと、食事制限がある中でもスムーズに外食を楽しむことができます。


  9. 習慣化と継続的なモチベーションの維持 最初の数週間は新しい食事プランに慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、日々の小さな変化に注目し、体調の改善やエネルギーレベルの向上を実感することがモチベーションを維持する鍵です。自分へのご褒美や目標を設定し、楽しみながら実践を続けることで、長期的に健康な習慣を確立できます。





まとめ:遅延型フードアレルギーがもたらす可能性

遅延型フードアレルギーは、表面上では気づきにくいものの、長期間にわたって体に負担をかけ続け、最終的にはビジネスパフォーマンスにも悪影響を及ぼす可能性があります。特に、慢性的な疲労や集中力の低下、消化不良などの不調が続く場合には、単なる疲れやストレスのせいにせず、遅延型アレルギーを疑ってみることが重要です。


検査を通じて、アレルギーの原因となる食材を特定し、それに基づいて食事を改善することで、驚くほどの健康改善が期待できます。パフォーマンスが向上するだけでなく、精神的な安定も得られ、日々の意思決定や業務遂行においてもポジティブな影響を与えるでしょう。また、アスリートたちが取り組むように、経営者や起業家も自分の体と向き合い、パフォーマンスを最大化するための努力を惜しんではなりません。


さらに、遅延型フードアレルギーの対策は、短期的な解決策ではなく、長期的な健康維持のためのアプローチです。一度の検査結果に満足せず、継続的なモニタリングを行い、ライフスタイルや食生活に応じて柔軟に対応することが重要です。ビジネスの成功には、単なる知識やスキルだけでなく、身体と心のバランスを保ち続けることが不可欠です。


最終的に、遅延型フードアレルギーを管理することは、ただの健康維持の手段ではなく、ビジネスパフォーマンスを向上させ、リーダーシップを発揮するための戦略的なアプローチです。自分の体を深く理解し、必要な対策を取ることで、長期的に成功を収めるための強固な基盤を築くことができるでしょう。





ちなみに私は、Orthomolecular Nutrition Expert(オーソモレキュラー・ニュートリションエキスパート)という資格を取らせていただき、食事や栄養をベースにした経営者や起業家のためのコンディショニング、パフォーマンスサポートを行なっております。


さらにKARADA DESIGN & MANAGEMENTでは、今回ご紹介をさせていただいたアンブロシアの遅延型フードアレルギー検査を受けていただくことが可能です。また、オーソモレキュラー療法を取り入れているクリニックとも連携し、遅延型フードアレルギー検査を受けてドクターのアドバイス&フィードバックを受けることもできます。


只今、毎月5名様限定で60分無料の個別相談を行なっていますので、遅延型フードアレルギー検査にもしご興味ある方は下記のお問い合わせフォーム、または公式LINEからお気軽にお問い合わせください。



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