『ルーズヴェルト・ゲーム』というドラマをご存知ですか?
2014年にTBSの日曜劇場枠にて
放送されたドラマで、この作品は池井戸潤さんの
同名小説を原作としており、
企業の経営危機と野球部の
存続をめぐるストーリーが
描かれています。
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中堅精密機器メーカーの
青島製作所を舞台に、
倒産寸前に追い込まれた
会社を守り抜くため奇跡の逆転劇
「ルーズヴェルト・ゲーム」を
巻き起こそうと決して諦めず
奮闘する熱き男たちの姿を描く、
逆転につぐ逆転の物語!
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「ルーズヴェルト・ゲーム」は、
アメリカのルーズヴェルト元大統領が
愛したとされる野球の試合展開、
「8対7」のような逆転に次ぐ
逆転が繰り広げられる名勝負という
意味が込められています。
勝負の行方が最後まで
分からないスリリングな展開は、
ビジネスや人生の縮図とも
言えるでのではないでしょうか。
そんな「ルーズヴェルト・ゲーム」を
題材にしたこのドラマのストーリーは、
単なる野球の試合の逆転劇にとどまらず、
「組織とは何か」「人が持つ可能性とは何か」
これらを私たちに問いかける、
深いメッセージを持つ作品だと感じました。
特にこのドラマには、
現代の会社経営にとって普遍的な
教訓が散りばめられています。
特に印象に残ったのは次の3つです。
《1. 経営理念とパーパスの重要性》
唐沢寿明演じる細川社長は、
会社の存続をかけて数字を追う一方、
「何のためにこの会社が存在するのか」
を深く考え続けました。
その結果、
「社員の夢を守る」「未来を切り拓く」
という青島製作所の理念が組織全体の
指針となり、団結力を生み出します。
この部分は、
現代のビジネスにおける
パーパス経営の重要性を
象徴していると感じます。
《2. 人材の力を信じ引き出すマネジメント》
経営危機の中で、
細川社長は「誰を信じるのか」を
何度も問われます。
彼が社員や野球部員
一人ひとりの力を信じ抜いたことで、
チームは困難を乗り越えられました。
「人材を最大限に活かすマネジメント」
の重要性を教えてくれる場面が
随所に散りばめられています。
《3. モチベーションとエンゲージメントが
生む奇跡》
野球部の選手たちは、
勝利を信じて全力で戦いますが、
その原動力は自分たちの野球をしたい、 という思いから徐々に「青島製作所の誇りを守る」 という使命感に変わっていきました。
モチベーションとエンゲージメントが
一体化した瞬間、逆転劇が生まれる
そんなメッセージが伝わってきます。
このドラマを観て心が震えた理由は、
「諦めないことの力」を強烈に
感じさせてくれるからです。
どれほど絶望的な状況に陥っても、
信念を持ち、力を合わせて前に
進むことで道は拓ける。
この普遍的なテーマが、
視聴者一人ひとりの人生に重なり合い、
大きな感動を生みだしたんだと思います。
『ルーズヴェルト・ゲーム』は、
ただのエンターテインメントではなく、
野球はもちろんビジネスにおいての
組織マネジメントやチームビルディング、
エンゲージメント、パーパスなど
さらには人生において本当に大切なものを
教えてくれる教科書のような作品です。
U-NEXTでは全話、
視聴できるみたいです。
年末年始のドラマタイムに
是非ぜひー!
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